どーも、お久しぶりです! マシンガンズの滝沢と申します。

 漫才をやりつつ、ゴミ清掃芸人としても活動しています。東京生まれ、東京育ちですが、生粋のドラゴンズファンです。

『THE SECOND~漫才トーナメント』(フジテレビ系)で準優勝してからは、おかげさまで芸人としてぼちぼち忙しくさせてもらってます。野球をゆっくり見る時間はなかなか取れませんが、ドラゴンズの試合結果やダイジェスト映像はチェックしています。でも、入ってくる情報がトーチュウ(東京中日スポーツ)中心なので、悪い話をあまり知らないんですよね。白米がどうとか、あまりよくわからない(笑)。

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 ちょっと見てない間に、知らないチームになっていたのはびっくりしました。頭ではわかっていたつもりですが、スタメンを見て「なんだ、このクリーンナップは⁉」と衝撃を受けたこともあります。「5番が宇佐見なんだ! しかもファースト⁉」って。

 宇佐見選手がサヨナラホームランを打ったときは、「ドラゴンズにいないタイプの選手だ!」と思いました。きっとハートが強いんでしょう。細川選手も今は当たり前のようにいますけど、いなかったらゾッとします。ドラゴンズに来てくれて本当に良かった!

さんまさんが教えてくれた「チームプレーの極意」

 今、気になるのはベテラン選手たちのことです。2000本安打を達成した大島選手が今後どのような野球人生を送るのかとか、福田選手、堂上直倫選手、大野奨太選手にも頑張ってもらいたい。自分が年とっているせいもありますが、頑張ってるおじさんの味方でいたいんです。

 特に直倫選手はドラフト1位で入団したときから本当に大好きな選手です。なんとかショートのレギュラーを掴んでもらいたかったけど、まだまだ前を向いて頑張ってほしいと思います。二軍でも腐らず、若手と一緒に汗を流しているって聞くと嬉しくなりますね。福田選手だって、今の細川選手のように長距離砲として期待されていたし、実際に打っていたんですから。みんな、最後の最後まで走り抜いてほしい。その年齢でしかできない自分だけのポジションが絶対にあるはずなので、おじさんの一人として応援してます!(注:入稿後の9月12日、堂上選手、福田選手、大野奨選手の現役引退が発表されました。最後まで応援し続けます!)

堂上直倫 ©時事通信社

 試合を見ていると、立浪監督はいろいろなことができる選手を求めているような気がします。打たなければいけないし、守備もできなきゃいけないし、送りバントなどの小技も求められる。きっと立浪さんが何でもできる選手だったからでしょう。守備もできる、小技もできる、ホームランも打てる、チャンスにも強いスターでしたから。

 でも、全員がスターでもうまくいくとは限らないんです。お笑いの場合、全員が前に出ようとすると話がまとまっていきません。誰かが面白い話をしているときに、反対側で誰かが面白い顔をしていると、見ている側の注意が散らばってしまいます。チームプレーで笑いを取るには、誰かが影にならなきゃいけないんです。

 これを(明石家)さんまさんは「死に体」と言ってました。「お前は死に体ができへんのや!」と古賀シュウという芸人が収録中にすごく怒られていましたね(笑)。「自分だけ笑いを取りにいったらアカンで!」って。ドラゴンズもスターばかり求めるのではなく、守備のプロフェッショナルや走塁のプロフェッショナル、経験のあるベテランの力などをうまく融合させて、全員で勝ちを取りに行ってほしいと思います。