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「やれることをやるしかない!」ドラゴンズファンのマシンガンズ滝沢が語る「チャンスに強くなる方法」

文春野球コラム ペナントレース2023

2023/09/13
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「勝ちたい」と思う気持ちがプレッシャーになる

 投手陣はみんな頑張ってますよね。ただ、高橋宏斗投手や柳投手なんかは抑えていても勝てなくて、けっこう苦しいと思います。今、好きなのは松山投手。育成から這い上がってきて大活躍してますよね! 自分が雑草だから、雑草育ちの選手が好きなんです。

 やっぱり課題は打線。ヒットは出ているけど、とにかくチャンスで打てない。プロに入ってきたのだから、みんな能力は一流のはず。でも、チャンスをものにできてないんですよね。

 僕たちはありがたいことに『THE SECOND』でチャンスをものにできたんですけど……なんであんなことができたのかというと、やらざるを得なかったから(笑)。マネージャーが勝手にエントリーしただけで、勝つつもりもなかったし、まったくの無欲でした。優勝するにはネタが3本必要なのに、2本しか用意していなかったわけですから。

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 緊張もあまりしませんでした。緊張したのは最初の出番だけ。なぜかというと、ウチの小学5年生の息子が俺のことを普通にゴミ清掃員だと思っていたんですけど、テレビに出ることになったら「本当に漫才やってるんだ!」と喜んじゃって、あちこちで話して家に25人ぐらい集まっちゃった(笑)。もうWBCを応援してるような感じですよ。もし1回戦で負けたら、残り3時間半がとんでもない空気になっちゃう。だから1回戦だけは勝ちたかった。これがプレッシャーになったんです。

「ゴールデンの生放送だから」より「勝ちたい」「勝たなきゃいけない」ほうがプレッシャーでした。だから、ドラゴンズの打者もベンチからの視線を感じて「打ちたい」「打たなきゃいけない」と思うと、余計にプレッシャーがかかるんじゃないかな。

 あとは、やれることをやるしかないんですよ。練習でやってきたこと以上のことはできないんです。急に面白くなることなんてないんですから。プレッシャーがあったとしても、出番が来たらやらなきゃいけない。あとは練習でやった通り、全力で振るしかないんです。

 逆に言うと、これまでウチらは何の努力もしていませんでした。ただ、漫才を続けていただけ。そこへ『THE SECOND』という大会がたまたまできて、それが当たっただけなんです。もし『THE SECOND』がなければ、今までと同じ生活をしていたと思います。

 だから、プレッシャーに弱いと言われているドラゴンズの選手も、いつもと同じスイングを続けていたら、あるときバットに当たる球が来てくれるかもしれない(笑)。相手がそこへ投げてくれるかもしれないんですよ。だって、向こうだってプレッシャーかかってるんですから。

 出番が来たら、無欲でやれることをやるだけ。それでいいんじゃないでしょうか。あとはとにかくバットを振り続ける。振らなければ当たらないのだから、自分を信じて振り続けるしかないんです。

みんなで #ドラゴンズ自撮り をしよう!

 今は応援していると、なかなかしんどい気持ちになるときがあると思います。こういうときは明るい話題が欲しいですね。

 最近、よく自撮りをしてるんです。これ、みんなで盛り上がれるんですよ。だから、ドラゴンズを応援している人たちも、ドラゴンズのユニフォームを着たり、応援グッズを持ったりして、みんなで自撮りしたらいいんじゃないですか? 

「#ドラゴンズ自撮り」ってハッシュタグをつけて、ドラゴンズのOBの人とかタレントの方とか顔出しできるファンの人とか、みんなでやりましょうよ! ドラゴンズ番組で共演した井戸田さんや平田さんにもお願いしてみようかな。いつか選手もやってくれたら嬉しいなぁ。これを読んだ人は、ぜひやってみてください!

#ドラゴンズ自撮り をつけてSNSに投稿しましょう! ©滝沢秀一

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