駅の中に位置する、床面積の半分が玄関…「本当に人が住めるの!?」日本各地に点在する“クセがスゴい”不動産を探索してみた

間取りも斬新！

　続いてフローリングのエリアをチェックします。玄関のタイルのエリアは約10畳ですが、フローリングのエリアも6畳ぐらいはあるようなので、ひとり暮らしの生活なら、まったく不便はなさそうです。梁には埋め込み型のエアコン、その左右には扉付きの収納棚がありました。

　フローリングのエリアにはふたつ扉があり、最奥の扉を開けると、ウォークインクローゼットでした。

　その手前の玄関寄りのほうのドアを開けると、トイレ、洗面所、浴室という水回りです。

　洗面台には大きな三面鏡があり、左右に3段の収納棚が付いています。洗面台の下には両開きの収納と引き出しが3段。

　今回の物件を一通り見ると、水回りも含めて収納スペースが多いことに気づきます。持ち物が多い人でも、片付けが簡単なのではないでしょうか。

　窓から出るとベランダです。ここは縦幅は狭いけれど横幅が広いという形をしています。赤坂という場所柄、周囲には高層マンションが多いのですが、真下が車道ということもあって視界は開けています。

「いい部屋だけど、さすがに広すぎる玄関は困る……」という方も多いと思いますが、タイルのスペースを全部玄関として使う必要はありません。玄関ドアの近くにシューズケースがあるので、ドア付近の一角だけを仮想玄関にすればいいのです。仮想空間で靴を脱いで、あとのスペースはタイルが敷き詰められている床なんだと考えれば、ごく一般的な生活ができますよ。