こんなに細いのに生活には困らない?
中野駅はJR中央線と東京メトロ東西線の乗り入れ駅です。中央快速線なら新宿駅まで4分、東京駅まで20分で行けます。
こうした交通の便のよさだけが中野の魅力ではありません。中野はあらゆる人々にとって居心地がよい街なのです。
たとえば、駅前のアーケード商店街の中野サンモールの突き当たりにある中野ブロードウェイは、オタクやマニアの聖地であるのと同時に、地元民の買い物の場で生活に根ざした空間です。近年は駅前の再開発によって、ファミリー層にとっても暮らしやすい街となっています。
そんな中野駅から今回の物件に向かって歩くと、閑静な住宅街に入り、謎の小道が現れます。この小道の先に目指す物件があるのですが、その外観はあまりにも薄すぎました!
本当に人が住めるのかと疑ってしまいますが、住人の方々の自転車などが置かれていてちゃんと人が住んでいるようです。
建物は薄いだけでなく、木造建築ならではの木目の板にも特徴があります。なかなかスタイリッシュな見た目ですね。
訪問する部屋のドアを開けると、中はまったく薄くありませんでした。カニ歩きをするしかないと思っていたのですが、十分なスペースがあります。
玄関の正面には、壁面と天井が謎の五角形をしたくぼみがあります。物置のためのスペースかと推測したのですが、後述するようにリビングにはベッドが置きづらいので、ひょっとしたらベッド用のスペースなのかもしれません。
部屋の右手には階段があります。その手前には大きめの収納があって、これはワードローブ用のようです。「なぜ玄関の横にワードローブ?」とも思いましたが、先ほどの場所にベッドを置くのなら納得できます。
階段を上がると少し独特な形状のダイニングキッチン。ここはリビングも兼ねていて、ベッドを置くと動線に苦労しそうです。やはり1階にベッドを置くべきなのでしょう。
2階突き当たりのキッチンはオールステンレスの無骨なもの。ひとり暮らし用としては、かなり作業スペースが広いです。
トイレ、洗面台、浴室の水回りですが、洗面台はタオルホルダーが鏡の下にあることと、サイズがかなり小さいことが印象に残ります。ガラス扉を開けると浴室です。ここまで部屋の中を見てきて薄さはほとんど感じませんでしたが、この浴室は細長いです!
浴槽は横に置くものという固定観念がありましたが、縦に置かざるを得なかったのでしょう。ただし、浴槽自体は通常のものより大きめなので、足を完全に伸ばして入ることができます。これだけゆったり湯船に浸かれるなら、浴槽が横か縦かなんてどうでもよくなりますよ!
間取り:1DK
駅徒歩:8分
築年数:7年
専有面積:31.82平米
建物:マンション