8月27日午後2時、東京・渋谷区内のとあるパチンコ店での出来事である。
1組のカップルが横並びでパチンコに興じていた。黒いキャップを目深に被った女性は、握っているハンドルを右に回してまさに大当たりの真っ最中。連チャンするたび、隣に座っている蜘蛛の巣柄の黒いバケットハットを被った男性と目配せをし、満面の笑みを浮かべる。この女性は、AKB48チームKのメンバー・奥原妃奈子(19)だ――。
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「ライブ配信サービスSHOWROOM」がきっかけで人気が急上昇
島根県出身の奥原は、2017年にチーム8の島根県代表メンバーとして加入。2023年のチーム8活動休止に伴い、現在はチームK専任で活動している。そんな奥原も昨今のAKB大量卒業の波に飲まれ、9月8日に卒業を予定している。
「AKB加入前はPerfumeやモーニング娘。の鞘師里保などを輩出したアクターズスクール広島に通っていました。そこでの経験を活かして、そつなくダンスはこなせていたのですが、同じチーム8出身の小栗有以や本田仁美に比べると人気は劣り、グループ内で鳴かず飛ばずの存在でした」(スポーツ紙記者)
そんな奥原だったが、ここ半年ほどで人気が急上昇し、世間に認知され始めた。きっかけはライブ配信サービスSHOWROOM(ショールーム)だった。
お相手は同じ大学の間宮祥太朗似イケメン
「奥原はSHOWROOM配信で視聴者からの下ネタコメントをふと読み上げてしまうことがたまにあるんです。ある時、下ネタを読み上げてしまい笑いをこらえるために呼吸方法のひとつである“システマ”のような動作を見せたんです。‟空気を鼻から吸ってビクビクさせ、すぅ~、はぁ~、すぅ~、はぁ~と口から息を吐く“というなんてことない仕草だったのですが、その一連の流れが、『面白い!』と、話題になった。
そしてYouTubeやTikTokを中心に、その動画の切り抜きが次々アップされた。そんな奥原の‟システマ”動画が各所でバズりにバズって累計で1000万回以上再生されたのです。このことから奥原は“切り抜き女王”という二つ名が定着しました」(同前)
以降、雑誌のグラビアで水着を披露するなど活躍の場を広げている。