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「『いいから触ってよ』と強要」「車内で彼は性器を露出させ…」

「『俺はおぎやはぎさんと仲がいいから』と職務上の優位性をちらつかせてきたんです。私はどう反応していいのか分からず困惑するばかりでした。そして、『そういう業界にいるならこのぐらい断っちゃだめ』と言われ、バーにあったワニのおもちゃで負けたらお酒を飲むゲームをすることになったんです」(同前)

おぎやはぎ・矢作とやっているYouTubeチャンネル

 不慣れなゲームで連敗を重ね、Fさんはドイツのリキュール「イェーガー」をショットで5杯以上飲まされた。元々飲み会帰りだったこともあって泥酔。そんなFさんに対してぬわらが取った行動は驚くべきものだった。

「店内で無理やりキスをしてきたんです。私が拒否してもお構いなし。その後、カウンターの下で私の左手を掴むと、無理やり自分の下着の中に突っ込み、性器を触らせたのです。私はびっくりして手を引いたんですが、『いいから触ってよ』と何度か強要されました」(同前)

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 Fさんは「帰る!」と宣言し、タクシーで帰ることに。ところが、ぬわらも乗り込んできたという。

「断ろうとしても、『いいから、いいから』と強引でした。車内では、もう私は自分の体を支えられないような状態だったと思うんですが、覚えているのは彼が私の頭に片手を添えて、彼の下腹部のほうに体を引き寄せてきたこと。びっくりしたのですが、車内で彼は性器を露出させていました。そして強い力で局部に口元を押し付けられて、そのまま陰部を咥えさせられました」(同前)

 その後、ぬわらはFさんの部屋にまで上がり込んできたというが、必死に「本当に帰ってほしい!」と伝え、最後は追い出すような形で帰らせたという。

本人のSNSより

 ぬわらの言動に法的な問題はないのか。クレスフォート法律事務所の荒井義一弁護士はこう解説する。

「今年、性犯罪に関する法改正が行われました。刑法は遡って処罰することはできないので、昨年時点の法律で解説します。まず、手を掴んで性器に触れさせる行為は、被害者が同意していないならば『強制わいせつ罪』(注:今年法改正され、現在は『不同意わいせつ罪』に改称)に当たる可能性が非常に高い。さらに被害者が泥酔して、明確に同意が示せない状態に乗じたのだとすれば、これは法的に抗拒不能状態と判断されるため、『準強制わいせつ罪』(注:現在は『不同意わいせつ罪』に統合)にあたる可能性が高いでしょう」