ぬわらの所属事務所は何と答えるか
荒井弁護士は、より重い罪が適用されるケースも考えられると指摘する。
「判例上、不同意の口淫は『強制性交等罪』(注:現在は『不同意性交等罪』に改称)の要件に含まれるので、泥酔していて同意の有無を明確に示せない女性の口に性器を無理やり含ませたならば、『準強制性交等罪』(注:現在は『不同意性行等罪』に統合)に問われる可能性があります。酒を飲ませたことに計画性があると認められれば、悪質性が高いとしてさらに罪が重くなることもあります」
所属事務所のワタナベエンターテインメントに、ぬわらが女性を泥酔させたこと、バーの店内で性器を触らせたこと、タクシーの中で頭を押さえつけて自身の性器を咥えさせようとしたことなどは事実かどうかを尋ねたところ、メールでこう回答があった。
〈今回の質問事項に関しましてはLINEやタクシー会社などから確認を行った結果、弊社としては犯罪行為は認められませんでした〉
その上で、
〈8/29の報道(注:未成年の「おはスタ」共演者の自宅連れ込み報道)についてですが、本人としましては、大人として自覚のない軽率な行動であったことを深く反省しております。弊社は今後同じ様な過ちを繰り返さないよう指導してまいります〉
と補足した。
現在配信中の「週刊文春電子版」では、Fさんがぬわらから受けた性被害の詳細、バーで多量の酒を飲ませるというぬわらの手口、現在ぬわらが行っているという“火消し工作”、芸人になる上で母親に言われたという言葉などを詳しく報じている。
「無理やりキス、タクシー車内で頭を掴んで性器を咥えさせ…」“おはスタ降板”お笑いタレント・アイクぬわら(37) 被害女性が訴える“恵比寿の性加害事件”《悲痛告発》
週刊文春電子版の注目記事
文藝春秋が提供する有料記事は「Yahoo!ニュース」「週刊文春デジタル」「LINE NEWS」でお読みいただけます。
※アカウントの登録や購入についてのご質問は、各サイトのお問い合わせ窓口にご連絡ください。