お笑いタレントのアイクぬわら(37)が、路上でナンパした女性に対し、バーで多量の酒を飲ませて泥酔させた上、無理やりキスをしたり、タクシーの車内で頭を押さえつけて自分の性器を咥えさせるなどの行為をしていたことが「週刊文春」の取材でわかった。被害女性が告発した。専門家によれば、「準強制性交等罪」(今年「不同意性交等罪」に統合)に問われる可能性がある。

 8月28日にテレビ東京系列の子供向けバラエティ番組「おはスタ」を“卒業”したことが波紋を広げているぬわら。「週刊文春電子版」は翌29日、その理由が未成年の共演者Aさんを自宅に連れ込んでいたこと、別の未成年の共演者Bさんにも自宅に来るよう誘っていたことを報道。9月1日配信の記事では、ぬわらの自宅を訪れた20代の女性CさんとDさんが“シゲちゃん”と名付けた自身の性器を触るよう要求されていたことを報じた。

テレビで人気だったアイクぬわら(本人SNSより)

 現在、「週刊文春」編集部には多くの女性から「私も声をかけられた」という情報提供が数寄せられている。中でも深刻な被害を訴えるのが、20代女性のFさんだ。

ADVERTISEMENT

「アイクぬわらから受けた性被害について、これまでずっと誰にも相談することができませんでした」

 震える声でそう明かすFさんに一体何があったのか。

恵比寿で突然声をかけられた

 飲み会帰りだったというFさんがぬわらから声をかけられたのは昨年冬の真夜中のこと。恵比寿のとある交差点でタクシーを待っていると、

「突然、『芸人のアイクぬわらです』と声をかけられ、『タクシー来ないから、始発まで一緒に飲みませんか』と誘われたんです。確かにタクシーは全く捕まらず、寒さもあって途方に暮れていました。身元も判明している上に有名人ならば大丈夫だろうと判断してしまった」(同前)

 連れて行かれたのは近くのバー。Fさんがメディア関係の仕事についていることを明かすと、ぬわらの態度が変わったという。