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《埼玉本庄5歳児虐待死》「20歳サバをよんでいた」‟55歳悪女”に降りかかる“4人の死の疑惑”「“義母”と歩夢くんは床下に埋め、父は‟自殺”、再婚相手の同級生は…」

《埼玉本庄5歳児虐待死》「20歳サバをよんでいた」‟55歳悪女”に降りかかる“4人の死の疑惑”「“義母”と歩夢くんは床下に埋め、父は‟自殺”、再婚相手の同級生は…」

埼玉本庄5歳児虐待死公判#6

source : 週刊文春

genre : ニュース, 社会

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後夫の死因は「酒の飲み過ぎが原因」と言うが…

「優子さんは資産家で、県南の家を処分して本庄に来たと聞きました。具合の悪い優子さんを、息子の聡さんと、知り合いの中川さんが面倒を看ていると。石井さんはもう少し後から加わった覚えがあります。

 あの家には、頻繁に救急車が来ていました。搬送されていたのは聡さんで、亡くなったのは転居して数年後。お悔やみを伝えに行くと、中川さんから『うちはそういうのはいいんで。自分も警察から疑われているんです』と言われました。亡くなった時間と救急車を呼ぶタイミングがズレていたらしいんです。聡さんの死因は分かりませんが、中川さんは『酒の飲み過ぎが原因』と言っていました」(近隣住民)

 聡さんの死後、入れ替わるようにこの家に加わったのが、仕事を辞めて千葉から移り住んだ丹羽だった。次に不審な出来事が起きたのは、それから間もなくだ。

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「押し入れに閉じ込められる」と裸足で逃げ出した高齢の“義母”

「殺される!」

 ある朝、パジャマ姿の優子さんが、血相を変え、裸足のまま近くの商店に駆け込んできた。対応した商店の女性が振り返る。

「お婆ちゃんは、石井さんや丹羽さんに『押し入れに閉じ込められる』と言って怯えていたんです。外を見ると、あの家の塀越しに2人がキョロキョロとお婆ちゃんを探していました。近所と相談して、お婆ちゃんは引き渡さずに警察を呼びましたが、2人は『認知症だから』と説明して乗り切ったようです」

 以降、本庄の家の窓には目張りがなされ、勝手口のドアも封鎖された。さらに、ある時期を境に、周辺住民の誰も優子さんの姿を見かけなくなる。優子さんはいつ、どのようにして死亡し、床下の土中に埋められたのか。

「洋樹が優子さんの首を絞めてしまった」

 丹羽の親友だったAさんが、石井からそんな連絡を受けたのは、今から6、7年前のことだったという。

丹羽被告

「ただ、優子さんは死んではなくて、石井は自分の知り合いの病院に入院させたと言っていました。でも、首には絞められた痕が残っていると。僕はそれ以前から何度か丹羽のところに遊びに行ったことがあって、優子さんとも面識がありました。石井は丹羽に内緒で連絡をしてきたらしく、優子さんは生きているとのことなので、それ以上の余計な詮索はしていません。あの連絡以降、優子さんの姿を見かけることはありませんでした。石井がその後、優子さんはまだ病院にいると話したことはありましたが……」(Aさん)

 実際は、優子さんが何らかのかたちで命を落とし、人知れず借家の床下に埋められていたのだ。知香と丹羽の裁判では、歩夢くんの死後、遺骨を手元に残しておきたい知香が石井からこう誘導されたことも分かっている。