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「A子さんが何度もクレイジー君の膝の上に座っていたり、2人が隣に座ってフレンチキスをするのを3~4回は見ましたね。その後、私ともう一人の女性のお客さんと4人で飲んだのですが、A子さんは『この人は有名人だから』なんて言って楽しそうで。A子さんが嫌がってる感じはなかったです。他にも当時2人スタッフがいましたけど、ニュースになっていることを伝えたら『え?』と驚いてました。遅い時間でしたがA子さんも帰りたい様子でもなく、『もう一軒いくか!』って雰囲気で帰っていきました」

クレイジー君は「暴力をふるっていない」と供述

 そして「事件」は起きるのだが、店を出た後の行動については、西本容疑者と被害女性とで大きな食い違いがあるという。

スーパークレイジー君こと西本誠容疑者(本人SNSより)

 前出の社会部記者が続ける。

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「クレイジー君の被疑事実は、腕を引っ張るという暴行を加えてA子さんをホテルに連れ込み、午前3時35分から4時までの25分の間、同意なく、A子さんをベッドに押し倒して覆いかぶさり、唇や耳、首元にキスをしたり舐め回した。さらに服のうえから胸部や陰部を手で触った後、A子さんに抵抗され、逃げられたというものです。この際に部屋で受けた暴行で、A子さんは加療約7日間の全身打撲を負ったと主張しています」

 一方、西本容疑者と接見した加藤博太郎弁護士は、こう話す。

「クレイジー君は、『ホテルの前で行く行かないというやり取りが30秒ほどあったが、暴力をしたり強引にしたりはしていない』『部屋で暴力をふるっていない。性交渉もしていないし、服を脱がしてもいない。被害者はフロントに今から帰りますと連絡して帰宅した』と話しています。また、怪我についてはA子さんが事件翌日、クレイジー君の妻に電話した際、『ホテルから出た後に転んだ』と説明していたと主張しています」

 一体真実はどこにあるのか――。記者は9月8日夜、クレイジー君の妻にも電話で話を聞いた。

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 文春リークス:https://bunshun.jp/list/leaks