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『メリー副社長ハワイ入り』(8月16日)
《ジャニーズ事務所のメリー喜多川副社長(89)が、11日にSMAP解散が正式に決定した後、休暇のためハワイ入りしていたことが15日、分かった。》
さらに、
《一方、木村拓哉(43)は今月初めにハワイ入り。家族とバカンスを過ごすことが目的で、メリー副社長らとは合流していない。》
一体どっちが本当なのか
いかがだろうか。スポニチだけを読んでる人は「だからどうした」という内容である。しかし前日の日刊スポーツの記事を知る人はギョッとする。一体どっちが本当なのかと。
つまり、スポニチの記事は日刊スポーツ記事の「火消し」だったのであろう。キムタクのイメージを守ったのである。
どちらの情報が正しいかわからないが、こんなことが起きるのはジャニーズ事務所のメディアコントロールが機能していたからだろう。この当時のスポニチは事務所と近かった様子がうかがえた。
では今回のジャニーズ事務所会見、スポニチはどう書いたか。
『“父”ジャニー氏の性加害断罪 東山新社長「鬼畜」』
『「人類史上最も愚かな事件」とも…バッサリ』(9月8日)
「鬼畜の所業」など、東山紀之新社長がジャニー氏の性加害について答えた言葉から見出しを付けていた。さすがに厳しい。一方で「断罪」「バッサリ」など東山新社長を褒めているようにも読める。
では東山体制はどうなるのか。変わるのか変わらないのか。会見というセレモニーだけで終わるのか。メディアは「なぜ報じてこなかったのか」の検証と同時に「これからどう報じるのか」も個別にチェックされるのです。