ライブ配信サービス「Kick」で‟迷惑動画“を生配信するために、大阪・日本橋にあるホテルの工事現場に不法侵入したとして、大阪府南署は9月21日、自らを「ジョニー・ソマリ」と名乗るアメリカ国籍の男、イスマエル・ラムジー・カリド容疑者(23)ら2人を建造物侵入の疑いで逮捕した。
社会部記者が解説する。
「カリド容疑者らは先月30日の正午ごろ、大阪市中央区日本橋にあるホテルの建設現場に侵入した、建造物侵入の疑いが持たれています。カリド容疑者は覆面姿でしたが、その時の様子を撮影した動画を『Kick』で配信していた。警察はこの動画や防犯カメラの映像などから、カリド容疑者の犯行であると断定し、9月21日夜、ミナミの道頓堀にいた2人を逮捕しました」
「フクシマ! フクシマ!」と叫び…
「Kick」には、カリド容疑者らがアップした「不法侵入時の動画」がまだ残っている。作業員らしき男性に「外にでろ!」と注意されるが、カリド容疑者は全く聞く耳をもたず、「フクシマ! フクシマ!」と叫んでいた。
カリド容疑者らが日本国内で過激な言動を繰り返し、SNSなどで‟悪名“をとどろかせ始めたのは今春からだ。