「政策秘書は関係ありません」
――エア・ビジネス・パートナーズの代表取締役だった?
「もう辞めています。兼任がまずいからですよ」
――木原氏が政務官や補佐官時代も代表取締役だが。
「木原が首相補佐官だろうがそうでなかろうが、政策秘書は関係ありません」
事務所は「コンサルティングとしての活動は停止状態」
木原事務所に事実関係の確認を求めたところ、主に以下のような回答があった。
――篠田氏はエア・ビジネス・パートナーズの代表取締役を辞任?
「9月12日付で辞任しています。防衛大臣秘書官の業務に専念するためです」
――政務官及び補佐官時代にも代表取締役だったが。
「株式会社エア・ビジネス・パートナーズは、宇宙航空防衛分野のコンサルティング会社であり、過去には、国土交通省、内閣官房、防衛省などの外部委託調査を受注していたことはあります。しかしながら、2012年12月に木原の公設秘書となってからは、外部委託調査に関わる時間は物理的に消失し、コンサルティングとしての活動は、停止状態にありました」
秘書給与法などに詳しい神戸学院大の上脇博之教授はこう指摘する。
「政務官や首相補佐官は様々な内部情報に触れる立場です。にもかかわらず、政策秘書が関連事業を経営しているとなれば、利益相反の疑いが拭えない。まして、今回の場合は国家の安全保障に直結する分野です。木原氏には透明性のある説明が求められるでしょう」
9月27日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および9月28日(木)発売の「週刊文春」では、篠田氏が経営する防衛コンサル企業問題のほか、タカ派として知られる木原氏の“意外な過去”、さらに森喜朗元首相に媚びてきた小渕優子選対委員長の実像、加藤鮎子こども政策相と“詐欺業者”の蜜月写真、秋本真利衆院議員と元警視総監の妹の奇怪な関係などについても報じている。
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