1980年代前半にジャニーズJr.として活動した佐藤氏(仮名)が「週刊文春」の取材に応じ、当時同じくジャニーズJr.だった東山紀之(57)から陰湿なイジメを受けていたと告白した。
佐藤氏は中学3年生の時、友人が送った履歴書がジャニー喜多川氏の目に留まり、テレビ朝日でのオーディションに参加。ジャニー氏とはその場が初対面だったが、「ユーはレッスンしていきなさい」とそのまま残された。以降3年にわたってジャニーズ事務所に所属した佐藤氏は、ひかる一平のバックダンサーや、田原俊彦のCMにも出演。ジャニー氏のマンションには何度も宿泊し、退所するまでに約100回の性被害を受けている。
現在、佐藤氏はパニック障害の症状に悩まされている。ジャニー氏によるおぞましい行為とともに、辛い記憶として残るのが、東山によるイジメだった。
佐藤氏が振り返る。
「ヒガシに対しては、良い思い出しかなかったら、こんなこと言わないし、実際に植草(克秀)くんたちには良い思い出しかない。他に嫌いだって人はいないですね。ヒガシが突出してた」
「モミアゲのところにウンコを描かれ…」
何があったのか。
「ジャニーズのタレントが通っていた青山の『古場伸佳美容室』でパーマをかけたら、モミアゲ部分にパーマがかかり過ぎた。そうしたら、ヒガシに『ウンコみたいだな』って“ウンコ“ってあだ名を付けられました。レッスン場のホワイトボードに僕の似顔絵を描き、モミアゲのところにウンコを描かれたりもしました」(同前)
「いわゆる“先生の前では良い子”のタイプ」で「ジャニーさんがいる前ではジュニアをイジメたりはしない」(同前)という東山と佐藤氏が出会ったのは、冒頭のテレビ朝日でのオーディションの日だった。