北山宏光は退所後わずか半月後に合流を発表
さらにその1週間後の7月14日にはジャニーズJr.のユニット「IMPACTors」として活動していた7人組が、「IMP.」と名称を変えて全員合流。続いて7月16日に退所した元ジャニーズJr.の大東立樹(18)が、1カ月後の8月16日にTOBE入りを発表。まさに次々だ。
「ここまでで、やはりもっとも衝撃的だったのは9月17日に合流した元『Kis-My-Ft2』の北山宏光(38)でしょう。8月いっぱいジャニーズにいて、わずか半月後の自身の38歳の誕生日に合流を発表しました。ファンからすれば、涙の乾くのを待たずに新天地での活動を報告されるスピード感だったといえるでしょう。かつての芸能界の“暗黙のルール”を踏まえると、考えられないほど移籍合流までの期間が短いですね」(同前)
当日のYouTube生配信には、30万人ほどのライブ視聴者が集まった。前日に中居正広から届けられたという名前の刺しゅう入りスーツを着た北山は、「覚悟を持ってここに立っております。応援よろしくお願いします。ファンクラブが今日オープンします」とアピールを繰り返した。
タレントが増えれば人件費も膨れ上がる
出来立てホヤホヤの芸能事務所に、2カ月半で計12名の所属――。
「さらに新たな才能を探すために4月にオーディションを行った様子がYouTubeで公開されました。小学校低学年から中学生のほぼ男児ばかりが100名ほどオーディションを受けたようです。そのなかの何割かが、レッスン生としてTOBEに“合流”しているんです」(同前)
となると、気になってくるのは「辞めジャニプロダクションの財布事情」ではないだろうか。ある老舗プロダクションの幹部がこう話す。
「芸能プロダクションを経営するのは、とにかく莫大なお金がかかります。事務所の家賃やら車両費などは大した問題じゃない。たとえばTOBEのように音楽も売りにする場合、作曲・作詞家への支払いに、レコーディングの費用。映像関係のディレクションや撮影スタッフ、機材、衣装にヘアメイク、撮影スタジオへの支払い。新たなWebページの製作費も、撮影やデザインを含むと外注にせよ人材を雇うにせよかなりの高額になる。タレントが増えれば、マネジメントや事務、税務関係のスタッフも増やさないと回らないので、その人件費も膨れ上がるでしょう。