新進の芸能事務所でも数億円単位の収入があれば経営可能
「三宅健の発表当日には、ファンクラブ入会が殺到してサイトにアクセスできなくなりました。熱心なファンは『健君の誕生日を入会日にしたい』と願うので、その手続きでてんやわんや。
その後の平野紫耀と神宮寺勇太のときにも似た事態が起きました。それだけ、多くのファンが一斉にファンクラブ申し込みをしたというわけです。ちなみに平野と神宮寺のいたキンプリのジャニーズファンクラブには100万人以上の会員がいました。
昔だと、誰かのファンクラブに入会すると会員証や会報などが郵送で送られてきました。その手間や人件費、郵送料は馬鹿にならなかった。でもいまはすべてデジタルです。TOBEの場合も会員証や会報・限定映像などはログインしてネットで観るので、システムさえ構築してしまえば手間と費用は抑えられます」(同前)
新進の芸能事務所であっても、そうやって一気に数億円単位の実入りがあれば、余裕をもって経営をしていけるのが頷ける。
「受け皿」になりつつあるTOBEの今後は…
「新人を売り出して軌道にのせるまで、ひとりにつき1億から2億円かかると言われます。オーディションに通ったレッスン生の育成に充てられているのは、ファンクラブによる潤沢な資金。
滝沢は、ジャニーズの副社長でありジュニア育成のジャニーズアイランドの社長でもあったわけですからそのノウハウや経営にまつわる知識を持っています。
真似るべきところは真似し、独自の開拓も進め、芸能事務所としての成功を狙っているんでしょう」(同前)
神宮寺、平野とともに5月にキンプリを脱退し9月末をもってジャニーズを退所した岸優太(28)もまもなくTOBEに合流するとみられる。
ジャニーズ崩壊のいま、辞めジャニの「受け皿」にもなりつつあるTOBE。今後の滝沢社長の辣腕のふるいように注目したい。