2023年10月2日。ジャニーズ事務所が“消滅”することが正式に発表された。グループ名や関連会社なども、「ジャニーズ」を彷彿とさせるネーミングは今後変更していくことを記者会見で発表した。創業は1962年。60年以上かけて築かれた巨大なアイドル帝国は、崩れ去ることとなった。
滝沢秀明率いる「TOBE」の躍進
「前回、9月7日の会見以降、数多くの企業や官公庁が、今後ジャニーズタレントの起用を見合わせると発表しました。ドラマや映画、舞台などもスポンサーあってこそ。いまや多大な影響が出ています。弱小の芸能事務所だったら“生死”をわける大打撃です。
今回の会見では、『指名NGリスト』の存在が報じられジャニーズのさらなる混乱が露呈しています。
実際に仕事が減りつつある現在所属中のタレントたちも、今後新会社との契約をどうするかという岐路に立たされており、こうなるとすでに辞めた“元ジャニタレ”がある意味で勝ち組になりつつあります」(芸能デスク)
なかでも、滝沢秀明率いる芸能事務所「TOBE」の躍進は目を引く。2018年いっぱいで表舞台から退き、その後就任したジャニーズアイランド社長、ジャニーズ事務所副社長を昨年10月いっぱいでやめた“辞めジャニ”のタッキーも41歳になった。
TOBE初のタレントは盟友・三宅健
「今年の3月、Twitter(現X)のスペース機能を利用して、『いろいろ考えた結果、僕はやはりもう一度、エンターテインメントの人生を歩もうと決意いたしました。自分の覚悟と皆様の期待を背負い、新人募集をし、アーティストをプロデュースする会社を立ち上げました。改めて、エンターテインメントの世界で走り出すことを、本日ご報告させていただきます』と発表しました。
これまでの環境とはガラリと変わり、SNSを駆使した発信は令和時代のファンに瞬く間に広がりました」(同前)
7月2日には、古巣で「KEN☆Tackey」というユニットも組んでいた盟友・三宅健(44)が合流し、TOBE最初のタレントに。
「三宅がジャニーズを退所したのは5月2日。退所からまる2カ月経った自身の誕生日に生配信で発表しました。その5日後の七夕には、元『King & Prince』の平野紫耀(26)と神宮寺勇太(25)が同じように合流を発表。こちらは、ジャニーズ退所が5月22日だったので、ひと月半でTOBE入りしたことになります」(同前)