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推定年収2億の“ヒルズ婚”もスピード離婚へ

 そんな“恋多き女”が1度目の結婚を決めたのは、2004年1月。奥菜が24歳の時のことだった。

「お相手はサイバーエージェントの藤田晋社長。当時、推定年収2億とも言われた藤田氏との結婚は、新居を六本木ヒルズに構えたことから“ヒルズ婚”とも言われ注目を浴びた。しかし結婚生活は長く続かず、わずか1年半でスピード離婚。藤田氏が離婚直前に《解決しがたい問題が生じました》とブログに綴っていたことから、原因は異性問題ではと噂されました」(同前)

元夫のサイバーエージェント藤田晋社長 Ⓒ文藝春秋

 実際に離婚の2カ月前には奥菜と俳優の山内圭哉との“ラーメン屋デート”がキャッチされていた。フリーになった後も、ハワイ帰りのサーファーやイケメン僧侶とのデート姿が目撃された奥菜だが、その恋愛体質がついに災いを呼ぶことになる。

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「2006年に年下俳優の斎藤工との熱愛が報じられたのですが、事務所はこれに激怒。デビュー以来面倒を見てきたが、あまりにも奔放な奥菜に愛想をつかし、喧嘩別れのような形で袂を分かった。退所を報じるスポーツ紙には“引退”の文字まで踊った」(前出・スポーツ紙記者)

噂のあった斎藤工 Ⓒ文藝春秋

セミヌード、はだけた着物、メイドコスプレ…自叙伝『赤い棘』に大きな反響

 引退こそ否定したものの、この騒動をきっかけに事実上の休業状態に陥った。そんな奥菜が2008年4月、再起をかけて世に放ったのが自叙伝『赤い棘』だった。

「若手女優として人気を博した当時に飛び降り自殺を考えたことや、藤田氏との結婚生活でうつ状態になりかけたことなど、あまりに赤裸々な告白が綴られており、世間は“暴露本”と色めき立った。また、同書には奥菜自身が撮影したセルフポートレートを100点以上収録。写真の中にはヘナタトゥー(天然由来の染料によるタトゥーで数週間で消える)を入れた、背中があらわになったセミヌードや胸元のはだけた着物姿のほか、メイドコスプレ姿もあり大きな反響を呼んだ」(別の芸能記者)

『赤い棘』(双葉社)

 その後、奥菜は2009年に同い年の会社員との再婚と妊娠を発表。同年9月に長女、2011年5月に次女を出産した。女性誌のインタビューで「主人は子育てにいつも協力してくれる。本当に優しいご主人様です」と語り、ようやく平穏を見出したかに思えた奥菜。しかし……。