「3年ほど前に病死した永橋兄弟の父親は小指のない元ヤクザで、母親は足が悪くアルコール依存症で苦しんでいました。父親はヤクザを辞めた後は介護施設を経営していましたが、うまくいかず生活保護を受給し恵まれた家庭ではなかった。両親は子供の生活を気にしないタイプだったので、小学校の高学年ぐらいから家に友達が集まって、酒やタバコを当たり前のようにやっていましたよ。

龍和容疑者(本人SNSより)

 弟の龍和はノリで非行に走るけど、根は動物を大事にする優しいヤツでした。一方、兄の雄翔は幼い頃から父親が手をあげていた影響もあったのか、女性にも平気で暴力をふるう粗暴な性格でした。既婚者で妻にも手をあげていたようです。

 中学生の頃には学校に設置された自販機を壊してたびたび小銭を盗んでいたので、自販機に鍵がつきました。首から手の平まである全身タトゥーは、彫り師にお願いするだけでなく、自ら針を刺し墨汁を入れるほどデザインへのこだわりが強かった」

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5人が大麻にハマっていったきっかけ

 兄の雄翔容疑者はたびたび暴行を働き、警察沙汰になることも珍しくなかったという。5人が飲酒をした際、仲間内で殴り合いの喧嘩をする姿なども地元では目撃されていた。今回の事件のきっかけになったという大麻を5人が吸っていたことも、地元ではよく知られていたという。別の知人が話す。

「4年ほど前から自宅やラブホに、今回逮捕されたメンバー以外にも仲の良い男女を誘って酒を飲みながら大麻パーティーを頻繁に繰り返していました。ほぼ毎日吸っていたと思いますよ。もっと言えば事件現場の高速道路脇の側道も、そもそも5人が大麻を吸うたまり場だったので、地元の人間は近づかないように気を付けていました」

雄翔容疑者(本人SNSより)

 メンバーのリーダー格は兄の雄翔容疑者だったというが、一方で5人が大麻にハマっていったきっかけは、逮捕された高橋容疑者の影響だという。別の知人が続ける。