「(東山に)コンドームを買いに行かされるんです」
「六本木の芋洗坂のあたりにあったマンションを逢引き用に用意した。その時、東山の現場マネージャーから『(東山に)コンドームを買いに行かされるんです。僕はこんなことをするために、この仕事を始めたんじゃないです』と愚痴を聞かされたこともあります」
板野氏は光GENJIを1年間担当した後、1989年にジャニーズ事務所を退社して故郷に戻った。実は、小誌は1999年のジャニー氏の性加害についてのキャンペーン報道時に板野氏と接触している。当時、板野氏が口を開くことはなかった。
「あんな酷い性加害を耐えて、地位を築いている後輩がいるなか、自分が喋るのは良くないと思っていました。でも僕も後輩たちもずっと洗脳されていたんですよね。先に声を上げた後輩たちを支えるためにも、僕も話すことにしました。もちろん取材でお金をもらおうなんて、一切考えていません」
ジャニーズ事務所に板野氏の証言について事実確認を求めると、
「(板野氏の性被害について)個別の告発内容については、コメントを控えております。性加害に遭われた方々を保護し、その人権に配慮するためでもあります。藤島ジュリーがマンションを買い与えられた事実はございません。(マネジャーのコンドーム購入は)そのような事実はございません」
今回、板野氏の告発の大きな動機となったのは、事務所の前社長、前副社長の立ち振る舞いだ。
「東山と井ノ原(快彦)に説明をさせた記者会見にとても腹が立ちました。事務所って商品であるタレントを守るところでしょう。その商品をまるで加害者のように矢面に立たせて、ジュリーと白波瀬は裏に逃げ込んで。そこが一番許せないんです」
タレントであり、事務所スタッフだった板野氏の訴えを、前トップの2人はどう聞くだろうか。
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現在配信中の「週刊文春電子版」では、ジャニーズ問題を特集している。インタビューで板野氏は、ジャニー氏に殴られた「淋病事件」や、東山が現場マネージャーにコンドームを買いに行かせた一件、ジュリー氏とのトラブルなどを語っている。また嵐・櫻井翔の契約問題、木村拓哉の主演ドラマに起きた“異変”についても詳しく報じている。
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