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アジの泳がせ釣りにかかった大物とは一体……?

 ドラグを閉めて合わせを入れると、大物を確信する手応えが伝わる!

 ヒラメか? しかし、重量感がありすぎるというか、これがヒラメなら想像を絶するサイズ感。不安を煽るかのように海底に張り付いたり力任せに沖に走ってみたりする特徴的なムーブ……。これは紛れもなくアカエイだ。

巨大なアカエイから手厚い歓迎を受ける

 すると同行者にもアカエイが。雨も降って来たので、ヒラメは諦めて桟橋から撤退することにした。

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部屋に戻って座敷釣りを開始

 部屋からの釣りでは、窓枠から釣りを行うため、竿は2m未満のシーバスロッドを選択。ちょい投げ仕掛けでカサゴやキジハタを狙う。昼間に見た地形だと20mほど漁礁が広がっているため、砂地との境に仕掛けを投入する。

椅子に座りながら魚のアタリを待つ

 完全にプライベートな空間でお酒を片手に多幸感に浸っていると、鋭いアタリが竿先にでた。しっかりした引き味で楽しませてくれたのはゴンズイ。

背鰭と胸鰭に毒針があるので素手で触るのは危険

 その後もアタリと引き味だけは期待感を持たせてくれる大きなゴンズイが入れ食いになる。雨が降るとゴンズイの活性が上がるイメージがあるのだがまさに荒天の現在、秋のゴンズイ祭りが開催されている……。

 隣の部屋からも「デカい! デカい! あぁ、ゴンズイ……。」と落胆する声が聞こえる。状況はどこも同じのようだ。

 ちょい投げ釣りからウキ釣りに変えると、今度は二本針両方にアジがかかった。

水深が浅くても手前まで回遊してくるようだ

 海面にこぼれた明かりにアジが寄っているみたいでゴンズイを避けるならウキ釣りが正解のようだ。満足な釣果は得られなかったが大浴場に入って一日の疲れを癒して就寝した。