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託児所不足もAIで解決
子どもをみてくれるAIも、親からの需要が高いはずだ。私の周りの親に話を聞くと、「小学校に通わせたくなくても、仕事をしている自分に代わって、誰かが昼間に相手をしなくてはいけない」と言う。つまり、託児所のように面倒をみてくれる場所が必要ということだ。
この解決にAIを使ってはどうか。
そもそも、危険な物さえ置いていなければ、子どもたちが遊んでいる場所に必ずしも人がいる必要はないのではないだろうか。AIカメラが常時監視し、何か異常なことが起こった時、たとえば子ども同士でケンカがあったり、事故があったりした時に、警報が鳴るようにしておけばいい。必要最低限の人員でプレイグラウンドが運営できるようになれば、気軽に子どもを預けられる場所が増え、劇的に子育てが楽になるはずだ。
今ここで語った教育の未来はやや急進的であったかもしれない。
確実に実現しそうなのは、大人が学ぶスクールだ。かつてのパソコン教室と同じでAIを操るためのプロンプト・エンジニアリングスクールが流行するだろう。たとえば、イラストを自動生成するミッドジャーニーを使ってみたいけれど、まだうまく使いこなせない人は多いはずだ。そうした人たちが学べる場所のニーズは間違いなく高いのではないだろうか。