タレントのボビー・オロゴン(57)が、コンサルタント料の返還をめぐって取引先から提訴されていたことが「週刊文春」の取材で分かった。
「エンタメ要素を入れればもっと集客できるよ!」
タレントのほか、格闘家や実業家など様々な顔を持つボビー。そんな彼を訴えたのは、東京・下町でボクシングジムを経営するT社だ。プロボクサーの育成に取り組んでおり、東洋太平洋王者も複数輩出している。
同社の役員A氏によると、ボビーは共通の知人を介して接触してきたという。そして今年2月、A氏の弟で副社長のB氏とボビーは面談した。
「ボビーは『エンタメ要素を入れればもっと集客できるよ!』と、突然コンサルタント業務を売り込んできたのです」(A氏)
そしてボビーは「テレビ埼玉のゴールデンの枠で毎週30分の番組『ぼびバラ』をやっており、そこでジムの特集を毎週やる」など複数のコンサルタント内容を提示してきたという。
折しもT社ではジムの収益をいかにしてあげるかを模索していた。ボビーのゴールデンのテレビ番組で毎週紹介されるというプランは魅力的に映った。
すぐに契約書が作成され、わずか2日後の6日には、ボビーが代表を務める番組制作会社「アレムコ」の港区内の事務所で、正式にコンサルタント契約を交わしたという。
さらに翌7日には1カ月分のコンサルタントフィーとしてアレムコに30万円を支払った。T社からアレムコには誤送金も含め、最終的に計63万円が振り込まれている。
ところが……。