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「もう会えないなんてウソだろ?」BUCK-TICKボーカル櫻井敦司57歳で急死「息子は芥川賞作家、最期までステージに立ち…」

「もう会えないなんてウソだろ?」BUCK-TICKボーカル櫻井敦司57歳で急死「息子は芥川賞作家、最期までステージに立ち…」

source : 週刊文春Webオリジナル

genre : エンタメ, 芸能

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対談では実の息子と『櫻井さん』『遠野先生』と呼び合う

 櫻井さんといえば、2020年、芥川賞を受賞した遠野遥氏(32)と文芸誌で対談し、親子であることを公表し、話題になった。

長男で作家の遠野遥氏 Ⓒ文藝春秋

「遠野さんは2019年に『改良』で作家デビューし、翌年に平成生まれで初めて芥川賞を受賞しました。実は櫻井さんは遠野さんが幼い頃に離婚しているので、一緒に過ごした期間は長くはなかったようですが、対談では『櫻井さん』、『遠野先生』と呼び合い、お互いの創作活動について語り合っていました。遠野さんはデビュー作のタイトルで悩んだ時、櫻井さんに相談して、『芯になるけど、全体を包み込む。そんな言葉にするといいです』と言われ、タイトルを決めたそうです」(文芸編集者)

 対談で遠野氏から「小学生の頃からBUCK-TICKを聞いていた」と明かされ、「感激しちゃうな」と喜びを滲ませていた櫻井さん。自身の音楽活動への熱は弱まることを知らず、バンド活動は昨年35周年を迎え、さらなる飛躍を期していた矢先のできごとだった。

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魔王と呼ばれた櫻井さん(Instagramより)

メンバーの今井はSNSに心境を綴る

「『BUCK-TICK』はデビュー以来36年、メンバーチェンジを行わず、また休養期間もなく活動し続けている唯一無二のバンドです。ギターの今井寿が89年、バンドが人気絶頂の時にLSDの使用で逮捕されたこともありましたが、メンバー同士の結束は固く、謹慎期間を乗り越え復活。その後も人気は衰えることなく、素晴らしいパフォーマンスを保ち続けていた。今後の活動が楽しみだっただけに、あまりにも早い死が悔やまれる」(前出・平山氏)

櫻井さんの死を伝える公式HP 

 音楽界からも悲しみの声が上がっている。

 ギタリストの布袋寅泰氏(61)は自身のインスタグラムで、「鋭い眼差しと深い声。気品に溢れた所作とシャイな笑顔。もう会えないなんて嘘だろ?」とコメント。

 ミュージシャンのダイアモンド☆ユカイ氏やIZAM氏らも追悼の言葉を寄せている。

 フロントマンを失い、バンドの行く末にも注目が集まる中、メンバーの今井は自身のインスタグラムにこう綴った。

「永遠に5人でバンドをやれると思っていました。でも、そんなコトは、『不可能』ということも最初から、わかっていました。いつか、こんな日が来ることもわかっていました。ずっと、あっちゃんの横でギターを弾いていたかった。ま、でもね。続けるからね♪✌🏻大丈夫」

「もう会えないなんてウソだろ?」BUCK-TICKボーカル櫻井敦司57歳で急死「息子は芥川賞作家、最期までステージに立ち…」

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