DVやストーカー被害など、特別な事情を抱えた人々の引越しを手伝う業者「夜逃げ屋」。その「夜逃げ屋」を題材にしたコミックエッセイ『夜逃げ屋日記』(KADOKAWA)が話題を呼んでいる。作者の宮野シンイチさんは、漫画家として活動するかたわら、夜逃げ専門引っ越し業者「夜逃げ屋TSC」の仕事に従事し、働く人の視点から、夜逃げをする人々の苦しみや葛藤を描いている。

 ここでは、同作より一部を抜粋し、夫のDVに苦しむ、石田理恵さん(仮名・36歳)のエピソードを紹介する。(全2回の2回目/1回目から続く)

最初から読む 「加害者にバレたら命が危ない」36歳妻が“夫の壮絶DV”から極秘逃走…「夜逃げ屋」スタッフが明かす“夜逃げ現場の裏側”【マンガあり】