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旧統一教会が「長年お付き合いしてきた方々」

 そういえば、「旧」統一教会のプレスリリースがすごかった。宗教法人解散命令請求が出されたときのもの。長文もすごかったが注目はその最後。自分達は国から解散命令を受けるような教団ではないと確信しているとし、

《私たちの信徒たちと直に接してきた方々、長年にわたってお付き合いしてきた方々は、同意してくださると思います。》

 うわー、「長年にわたってお付き合いしてきた方々」って確実に誰かをけん制してますよね。この部分を読んで震えた政治家がいそう。

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 ちなみに、えらく話題になったのが10月29日に放送されたNHK「日曜討論」だった。

『日曜日のお茶の間騒然! 萩生田政調会長をNHK討論番組に出す自民党の神経』(日刊ゲンダイDIGITAL10月30日)

萩生田紘一 ©文藝春秋

2つの宗教がカンカンに

 この記事によると、立憲民主党の長妻政調会長と自民党の萩生田政調会長のあいだで次の会話が勃発したのだ。

「自民党の中でも萩生田政調会長は最も統一教会と関係の深い議員のひとりだというふうに思ってますから」

「こういう公的なところで名指しでですね、関係の深さを一方的にレッテル貼りされるのは非常に心外です」

「深くないんですか」

 等々……。

 すっかり萩生田氏が大注目だが、すでに6月8日号の週刊文春では『二つの宗教が敵に回り落選危機 “幻想の実力者”萩生田の命運』と報じられていた。選挙区の調整で公明党と対立した萩生田氏は創価学会をカンカンにし、統一教会幹部からは「我々が苦しい時に知らんぷりするとは何ごとか」と激怒されているという。

 その結果、