あっという間に11月です。私は毎年「8月過ぎたらもう大晦日」と注意喚起しているのですが、やっぱり今年も早かった! 皆さまお疲れ様でした。
というわけで新語・流行語大賞のノミネートも発表されましたので、ここでは「今年の漢字」を勝手に考えたいと思います。その年の世相を表す漢字一文字です。
まず、今年よく目にしたのが「旧」だった。「旧ツイッター」「旧統一教会」などなど。前者は「X」であり後者は「世界平和統一家庭連合」なのだけど、それらを語るときにはいまだに旧名が用いられたり、注釈が付く。つまり今も「旧」に本質があるということか。
旧ツイッター大混乱の1年
こんな記事もあった。
『イーロン・マスク氏の独断、旧ツイッター“混乱の1年” 「全面有料化」をNZなどでテスト…さらに利用者離れ加速も』(夕刊フジ11月4日付)
米起業家イーロン・マスク氏がツイッターを買収してから1年が経過したが、
《独断で社名を「X」に変更し、サービスや規約を次々と見直したものの、混乱が目立ち、利用者離れも起きている。》
ちなみにツイッターを「X」と呼ぶ人、わずか9%なのだという(毎日新聞10月23日)。やっぱりツイッターという呼び名でいいような気がする
「旧」がいつまでも続くのはジャニーズ問題もそうだ。社名を変更する旨を9月に発表したが、ジャニー喜多川氏の性加害問題で真相解明や被害者救済がのらりくらりとしていたら「旧ジャニーズ」といつまでも呼ばれるのであろうし、マスコミの見て見ぬふりも許されない。