「相変わらず『彼氏に浮気された』とかでしょげていることがありましたけど、1カ月とちょっと前くらいに『彼氏ができた』って嬉しそうにしていました。スナックのバイトで、たまたま懐かしい知り合いが来てそのまま付き合ったと言ってましたね。そのときは名前を聞いても分からなかったんですけど、山中容疑者のことだと思います」

         立花さん

「辛い、別れたい」「殴られる」「仲直りして今はラブラブ」

 その後、1週間もしないうちにAさんは立花さんから「辛い、別れたい」「殴られる」と相談を受けた。だが、Aさんはよくある痴話喧嘩だと思い、受け流していたという。

「すぐに『仲直りして今はラブラブ』と言ってきたり、その後また『辛い』と相談されたりで、気持ちがコロコロと変わっていました。花華が山中容疑者の女性関係に嫉妬していたのもあったようですが、山中容疑者も花華がスナック以外の夜のバイトをしているのを知らずに揉めているみたいでした。でも、『また仲直りするんでしょ』と言っていたんです。それから2週間ほど連絡がなく、SNSも動いていなかったので心配していたのですが……」

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立花さん

 Aさんは言葉に詰まりながら、「後悔している」と何度も口にした。18歳という若い命が奪われた事件。2人の間には何があったのか。“空白の時間”の解明が待たれる――。

次の記事に続く 《大阪18歳タトゥー女性“殴打殺人”》「ちっちゃな頃から悪ガキで」婦女暴行、放火、鉄パイプ恐喝、いじめ、突き落とし…ホスト顔ヤンキー容疑者(22)の“死に至るワルの履歴書”《初公判》