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担当ホストから売春をそそのかされる
「歌舞伎町のホストクラブでは、客の女性の飲食代をツケ払いにし後日精算する“売掛”という制度がある。基本的には月末を売掛の締め日としているお店が多い。売掛金は基本、担当ホストが自腹で立て替えており、支払いが滞った女性には直接担当ホストが取り立てに行くケースが多い。
売掛金を払うため女性らは風俗で働いたり、担当ホストから売春をそそのかされることもあります。SNSなどでは“担当”のために出稼ぎに地方のソープへ2週間働きに行くといった内容の書き込みも多くみられます」(ホスト関係者)
この問題は国会でも取り上げられた。11月10日の衆議院の厚生労働委員会では警察庁生活安全局の幹部が「ホストクラブ側の違法行為に対する捜査や、法律の順守の徹底、注意喚起などの対策を引き続き講じていきたい」と答弁した。
新宿区議会での売掛金禁止条例の提案など、まさに渦中で起こったボディビルホストによる傷害事件。歌舞伎町での逮捕劇は終わらない。
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