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「違反者に制裁として……」西村康稔経産相が「土地改良法違反事件」で過料を科されていた

「違反者に制裁として……」西村康稔経産相が「土地改良法違反事件」で過料を科されていた

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 過料とは、「行政上の秩序の維持のために違反者に制裁として金銭的負担を課すもの」(最高裁判所HPより)だ。

西村氏が会長を務める“メリット”

 小誌が連合会を取材すると、担当者はこう弁明した。

「西村代議士は2022年8月に経済産業大臣に就任した事から、会長を休職しており、副会長が職務代行しています。登記も副会長名ですべきところ、事務の不手際で西村会長名で行ってしまいました。過料については、当連合会事務局より既に納付済みです」

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 だが昨年6月の変更登記期限当時、西村氏が会長だったのは紛れもない事実である。元東京地検検事の落合洋司弁護士が指摘する。

連合会の入り口にある西村氏の写真 ©文藝春秋

「過料といった行政罰は、行政的な義務を履行しない事に対して科せられ、『前科』にならないものの重みがあります。西村氏が会長を務めるのは“票”になるなどのメリットがあるからでしょう。『知らなかった』では済まされません」

 過料が科されたことを知った西村経産相の驚きの反応や、新たに持ち上がった行政のルールに触れる疑惑について、11月29日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および11月30日(木)発売の「週刊文春」で詳報する。

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