「ご心配をおかけしました。今日は丁寧に歌います」

 11月2日、名古屋市DIAMOND HALLで行われた公演に登場した山崎まさよし(51)は開口一番、そんな言葉を口にしたのだという。

水戸公演で「歌う気分じゃない」と“歌唱拒否”

 山崎は今年デビュー29年目を迎えるベテランシンガーソングライター。SMAPがカバーした「セロリ」や「僕はここにいる」、「One more time, One more chance」などのヒット曲で1990年代に大ブレイク。今も幅広い世代から支持されている。

ADVERTISEMENT

山崎まさよし(公式HPより)

 しかし今年10月21日、そんな山崎が水戸市民会館グロービスホールで行われたコンサートで、「歌う気分じゃない」と“歌唱拒否”。2時間半の公演でわずか8曲しか歌わず、ファンから苦情が続出し、チケット払い戻し騒動にまで発展した。水戸のライブに訪れていた観客が、当日を振り返る。

11月2日以降の公演は予定通り開催となったが…

「山崎さんはライブの冒頭で『今日は話すライブにしたい』と宣言し、曲の合間に着地点のない話をダラダラと続けていた。自分で喋ったことに、『へへへ』と笑う姿に、観客は白けていました。途中でお客さんの一人が『歌ってー!』って泣き叫んだりもして、会場の空気は最悪。しびれを切らし、途中で席を立つ観客もいた」

問題になった山崎まさよしのツアーライブ(公式YouTubeより)

 事務所は後日、水戸公演のチケットの払い戻し対応をおこなうと発表。11月2日以降の公演は予定通り開催するとされたが、ファンの間では「2日はちゃんと歌うのか」と不安視する声もあがっていた。