11月30日、自民党安倍派(清和会)の塩谷立座長は報道陣の取材に応じ、派閥のパーティ券をノルマを超えて売り上げた議員に対し、収入の一部をキックバックしていたことについて「そういう話はあったと思う」と語った。
不記載額は約1900万円、訂正は54カ所に及ぶ
波紋を広げている自民党5派閥のパーティ収入の過少記載問題。中でも安倍派の不記載額は約1900万円と最も大きく、既に54カ所の訂正に追い込まれている。
そんな中、「週刊文春電子版」は11月29日に「安倍派『23億円』裏金作りを暴く!《特捜部が狙う“萩生田の舎弟”》」と題した記事を配信。同派に所属する「萩生田光一政調会長の“舎弟”のような存在」(自民党関係者)だという池田佳隆元文科副大臣がノルマを大幅に超えた大量のパー券を売り捌いていること、そんな池田氏に東京地検特捜部が注目していることなどを報じた。
さらに、複数の安倍派秘書は「週刊文春」の取材に対し、“キックバック”の存在を証言していた。