〈聞こえますか?生田斗真です。Xはじめました。フリーの役者になりました。聞こえますか?〉

 独立初日の11月21日、X(旧Twitter)にこう書き込んだ生田斗真(39)。またたく間に、7万以上の「いいね」がついた。同じく日付が変わった直後に披露された個人の公式ウェブサイトには、仕事依頼のためのコンタクトページがつくられた。

生田斗真 ©Getty

ベテラン勢が次々と古巣を離れる“事情”

 12月16日には、風間俊介が大晦日をもって退所すると発表。岡田准一、二宮和也、そして生田と旧ジャニーズのベテラン勢が次々と古巣を離れるのには事情がある。

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「役者業がメインで、CM契約数が多い人気者はどんどん“独立”を発表しています。旧ジャニーズ・SMILE-UP.に残留すると企業スポンサーは離れ、映画やCMの仕事がなくなる。海外を視野に入れるとなおさらです。さらに小さな子どもを持つ父親であれば、いずれ子どもが『父親はあのジャニーズだった』などといじめに遭うのではないかとまで考える。将来を見据えたとき、独立せざるを得なくなるのでしょう」(芸能デスク)

ジャニー喜多川氏

 生田斗真は、ドラマ「ウロボロス~この愛こそ、正義。」(TBS系、2015年1月期)での共演をきっかけに交際に至った清野菜名と2020年6月に結婚。ふたりには昨春誕生した一児がいる。生田が旧ジャニーズ入りしたきっかけは、母親だったという。

「『母がSMAPの大ファンで、息子がジャニーズに入ればSMAPに会えるんじゃないかと思って』と、本人がよく話しています。1996年、11歳のときにオーディションに合格し、ジュニアの一員になりました」(同前)

「ここは居場所じゃないのかもと思ってた」

 同じ年にジャニーズ入りしてジャニーズJr.になったのは、松本潤や二宮和也、山下智久や相葉雅紀らだった。なかでも生田は、ジュニアになって2カ月後に「天才てれびくん」(NHK教育)のてれび戦士に抜擢される。早くも小6と中1の2年間にレギュラー出演番組があり、存在感は飛び抜けていた。

「でも本人は、『嵐のメンバーにも、NEWSのメンバーにも選ばれなかったことはそれなりにツラかったし、CDデビューできないってことは、ここは居場所じゃないのかもと思ってた』と言ってました。当時はみんな、グループでCDデビューをすることが第一目標でしたからね。アイドルとして人気が出ると同時に、ドラマや映画の俳優業でさらに売れる……というのが王道のジャニーズスタイルだった」(テレビ局関係者)