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そうなるとその部屋だけでなく、マンションそのものの資産価値も下がってしまう可能性があります。当事者の家族(相続人)だけでなく、赤の他人のマンションの所有者の方々にまで、迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。
室内で倒れて一番困るのは、浴槽の中で亡くなることです。保温機能が作動中のお湯の中で亡くなった場合、人の体は腐敗が早く進み、お汁状になってしまうこともあるのです。そうなると臭いは大変なもので、ユニットバスごと交換したとしても消えないという話も聞いたことがあります。
換気口を通して別の部屋でまで臭ってしまったら……。考えただけでゾッとしませんか?
自分が室内で倒れた時のことを想定してみてほしい
夫婦で住んでいるから大丈夫! というのも大きな誤解です。
夫婦であっても、どちらか片方が亡くなったり認知症になったりすれば、残された方は「おひとりさま」です。
そのおひとりさまが倒れた場合、誰が気が付いてくれますか?
毎日欠かさず、誰かと連絡を取り合いますか? 連絡がつかなければ、すっ飛んできてくれますか?
もしくは見守りサービス、利用していますか? その見守りサービスのアラート、誰が受けてくれますか? 365日対応してくれますか?
そもそも毎日心配して連絡を取り合える家族がいるなら、見守りサービスを利用する必要はありません。見守りサービスの難しさは、そのアラートを受けてくれる人がいないことなのです。