「週刊文春CINEMA」にこれまでご登場いただいた57名が選んだ、2023年公開作品の中のベストテンを発表! 集計の結果、総合第1位から第30位までを一挙公開します。全ランキング、57名の選者別ベストテンは「週刊文春CINEMA」2023冬号に掲載しています。
1位と2位は1点差! 名監督が手掛けた作品が並ぶトップ5
公開当時、宮崎駿82歳(3位)、スティーブン・スピルバーグ76歳(4位)と、年齢を重ねて一層光を放つ巨匠たちの作品がランクイン! トッド・フィールド(2位)は16年ぶりの監督作、鬼才パク・チャヌク(5位)は新たな世界を見せた。1位から5位となった作品はいずれも監督が脚本(共同脚本も含む)も手掛けている。第81回ゴールデングローブ賞で最多9部門でのノミネートが発表された1位『バービー』だが、そのうち2部門はグレタ・ガーウィグの監督賞、脚本賞へのノミネート。
エブエブ、スラダン! 話題作が続いた第6位~第10位
マルチバースで親子の絆を描き、アカデミー賞最多7部門を受賞した7位“エブエブ”。9位ではレオナルド・ディカプリオ、ロバート・デ・ニーロ、マーティン・スコセッシの盟友タッグが実現した。日本だけでなく、アジア各国で大ヒットを記録したのが10位“スラダン”。原作者の井上雄彦自身による監督・脚本作は、号泣ストーリー、臨場感あふれるCGアニメに熱い票が集まった。
第11位~第14位は同点ランクインも発生する大接戦!
注目の製作・配給会社A24の作品が2作ランクイン(11位、12位)。ミュージカル・オマージュ・ホラー(12位)、会話劇(13位)、村社会での心理スリラー(14位『理想郷』)と幅広いラインナップの5作は、いずれも僅差でこの順位に!
第17位にブレンダン・フレイザーのアカデミー賞主演男優賞受賞作
こちらも大混戦! 17位は、断絶していた娘と向き合おうとする余命わずかな体重272キロの中年男性の物語。『ハムナプトラ』シリーズでお馴染みのブレンダン・フレイザーは、この作品でアカデミー賞主演男優賞を受賞した。