発売からわずか10日強で世界出荷数500万本をたたき出したPS5用ソフト「Marvel's Spider-Man 2(マーベル スパイダーマン2)」(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)。
「クモ男」のスパイダーマンが悪を叩きのめす爽快なアクションゲームの同作には一風変わった楽しみ方があります。ニューヨークの街を再現しており、ゲームの中でニューヨークを“空中散歩”している気分が味わえるのです。また、ゲームの映像クオリティは驚異的。人によっては現実と判別できないレベルに達しているといっても過言ではありません。
ゲームで再現されたNY地区
「スパイダーマン2」は、二人の青年(ピーター・パーカーとマイルズ・モラレス)が、それぞれスパイダーマンとなり、ニューヨークの街に出現した数々の敵(ヴィラン)に立ち向かいます。難しそうなイメージのあるアクションゲームですが、難易度設定が可能で初心者にも配慮。敵と戦うときも、まるで映画のようなセリフのかけあいがあり、ゲームをプレイしているだけではない不思議な気分になります。
アクションゲームである以上、戦闘シーンはもちろん見どころ。ですが、同時にニューヨークの街を、スパイダーマンとして思うがままに探索できる点も特筆すべきポイントです。「ウェブ(クモの糸)」を使い、ビルからビルへ「振り子」のように次々と高速で飛び移るのはもちろん、高層ビルから飛び降りて空を舞うこともできます。さらにビルの壁面を地面のように、ハイスピードで駆け上がることもできます。これらの技をうまく組み合わせることで、現実ではありえない“空中散歩”が可能になります。
「スパイダーマン2」では、ニューヨークのマンハッタン区に加え、ブルックリン区とクイーンズ区を再現しています。ニューヨークのランドマーク(シンボル的な場所・建造物)で、まず思いつくのは、マンハッタン区の中心部にあるタイムズスクエアでしょう。ニュースでもよく見る華やかな広告なども、ゲーム内で実に細やかに再現されています。
タイムズスクエアから東南に行けば、高さが400メートルをはるかに超えるエンパイア・ステート・ビルが見えます。