「あの時、もう少し引き留めておけばね……」
飯島愛の死から15年。友人であり医師の赤枝恒雄氏は、飯島と会った最後の日を振り返り、そう悔しがった――。
AV女優からタレントに転身し、“Tバックの女王”として一世を風靡した飯島が変わり果てた姿で発見されたのは、2008年12月24日、クリスマスイブのことだった。
「渋谷の高級マンションで遺体が発見された時、すでに死後1週間ほどが経っていたそうです。暖房が付いていたため腐敗が進み、脇腹からは内臓がのぞき、顔面も歯が唇を突き破って露出した状態だった」(全国紙社会部デスク)
18歳でAVの世界に足を踏み入れた
享年36。飯島のあまりにも早く、そして壮絶な最期は世間に大きな衝撃を与えた。
飯島がAVの世界に足を踏み入れたのは1991年、18歳の頃。旅行で1週間ほど訪れたニューヨークへ強い憧れを抱いた飯島は、留学資金のために3カ月1000万円の契約でAVデビューを決意する。