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不正が蔓延する理由は「ビッグモーター化」?

 ネクステージでも不正が蔓延する理由について、10年以上勤める別の社員は「当たり前ですよ」と呆れて笑う。

「今の社長の浜脇浩次さんはBMで常務取締役まで務めた後にウチにヘッドハンティングされた。浜脇さんが入ってきた2016年頃からルールや方針が『ビッグモーター化』していった。そして、数字が全てだというおかしな社風になっていったんです」

ビッグモーター出身の浜脇社長(ネクステージ公式HPより)

 現社長の浜脇氏は1993年にBMに入社。子会社の取締役を歴任した後、2016年に副社長としてネクステージに迎え入れられた。「BM仕込み」の経営手法で同社の右肩上がりの成長を牽引し、2022年には社長に就任している。

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「週刊文春」に寄せられた現役社員らによる不正の告発。ネクステージの広報にひとつひとつ事実関係の確認を求めたところ、公式サイトに質問とそれに対する回答の全文を公表した。

ネクステージが公開した「週刊文春」の“質問状”

 タイヤの交換については、「タイヤが古くなれば、パンクさせれば無料で新品に交換できます」というセールストークをしていたのは事実かという問いに対しては〈当該案件は(中略)当社内で把握しており、当時はこのようなセールストークを想定していなかったため、厳重注意のみで対応致しました〉〈以降は社内文書にて懲罰基準を明記、(中略)詐欺行為となる旨記載しております〉と回答した。

ネクステージの実際の店舗(公式HPより)

 業界第2位のネクステージの内部で何が起こっているのか。

 現在配信中の「週刊文春電子版」では、“パンク不正”に加え、社員の間で行われていた保険契約数の“売買”、不正の温床を作っている「あまりにきつい」ノルマ、元BM社員の評判と社内での言動、元BM社員が起こした“パワハラ騒動”など現役社員と元社員の告発を詳しく報じている。

2023年の読まれた記事「社会部門」結果一覧

1位:近隣に住むお婆さんから「やめといたほうがええ。命にかかわる」と声をかけられながらも…静岡県の山中にある“名もなき隧道”を探索してきた
https://bunshun.jp/articles/-/68050

2位:「自分は遭難してしまったらしい」雨具も持たずに奥秩父の山中を8日間彷徨った男性の生死を分けた“あるもの”とは
https://bunshun.jp/articles/-/68049

3位:「ついに“幽霊”の足跡を捉えた!」神出鬼没のヒグマ・OSO18を追い詰める“現役最強ヒグマハンター”の特殊能力
https://bunshun.jp/articles/-/68048

4位:《ルールや方針が「ビッグモーター化」》中古車販売業界第2位「ネクステージ」の不正を現役社員、元社員が続々告発!「BMよりエグい」「わざとタイヤをパンクさせて…」
https://bunshun.jp/articles/-/68047

5位:「このクマ、どっかおかしいんじゃねえのか?」北海道で31頭の牛を殺した謎のヒグマを追うリーダーが覚えた“違和感”
https://bunshun.jp/articles/-/68046

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