参加者が明かす「飲み会」「ゲーム」の内容
「ジャニーズ問題では、2010年代半ばまで多くの方が性被害を受けていました。そして被害者たちが一斉に立ち上がり、大きな山が動きました。それを見て、私は勇気をもらった」(A子さん)
松本が後輩芸人らと開いた「飲み会」、そして「ゲーム」とはいかなるものか。参加者の一人が明かす。
「後輩芸人が六本木のグランド ハイアット 東京に女性を招集。彼女たちは『ものすごいVIPとの飲み会だから』としか聞かされていません。飲み会スタートから大体3時間後に、後輩芸人が『ゲームを始めよう』と声をかけ、ベッドルームで女性と松本さんが2人きりになるよう仕向けるのです」
こうした「飲み会」における松本および後輩芸人の女性に対する言動について松本が所属する吉本興業と、女性を集めた後輩芸人が所属する事務所に尋ねたが、期日までに回答はなかった。また飲み会に同席した放送作家Xも「関係ない、関係ない」と取材に応じなかった。
「ワイドナショー」(フジ系)などで、社会問題を幅広く論じてきた松本は自身に対する告発についてどのように説明するのか。また約900人の社員、約6000人のタレントを擁し、芸能界に絶大なる影響力をもつ吉本興業は、松本に対する告発をどのように受け止めるのか。
「週刊文春」の報道を受けて、吉本興業は「当該事実は一切なく、本件記事は本件タレントの社会的評価を著しく低下させ、その名誉を毀損するものです」とのコメントを自社ホームページにて発表した。
これに対して、「週刊文春」編集部は「記事は複数の詳細な証言に基づき、さらに裏付け取材も尽くしたもので、十分に自信を持っています」としている。
12月26日(火)12時配信の「週刊文春 電子版」および27日(水)発売の「週刊文春」では、「松本人志と恐怖の一夜」と題し、7ページにわたって特集する。A子さんや同席者の告発をはじめ、松本から受け取った“お礼メール”、松本に女性を“献上”した売れっ子芸人の正体、そして、この芸人によるアリバイLINEを公開。さらには別日に開かれた飲み会に参加したB子さんおよびB子さんの交際男性(当時)の告発に加え、松本および後輩芸人への直撃取材の様子も報じている。
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