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《税金70億円投入も》羽生結弦「新リンク」に地元・仙台市議から「一般市民にも使わせて!」の異論噴出《県スケート連盟会長も…》

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“105日離婚”が話題をさらったプロフィギュアスケーターの羽生結弦(29)。その羽生が離婚発表からわずか11日後の昨年11月28日、祝福のビデオメッセージを寄せたのが、地元・仙台市の「ゼビオアリーナ仙台」に新たに開設が決まったスケートリンクだ。羽生の新たな活動拠点になると目され、羽生のアイスショーも開催予定という、いわば「羽生リンク」。だがこのリンクに対し、地元で異論が噴出していることが「週刊文春」の取材で分かった。

北京五輪での羽生 ©文藝春秋

 地元記者が語る。

「新リンクは2025年度に利用開始の予定です。運営主体は民間企業のゼビオホールディングスで、仙台市は光水熱費や人件費などの『指定管理料』を支払う方針。つまり税金が投入されるのですが、リンクの利用は羽生をはじめとするプロスケーターの練習やショーなどに限られ、一般市民に開放しない方針なのです。指定管理料は年間で最大約3億5000万円、20年間で70億円と試算しています」

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 だが、かねてより新リンク開設を訴えてきた仙台市議の佐藤正昭氏(自民党)はこう語る。

「70億円もの税金が投入される以上、新リンクは羽生さんではなく市民のものです。1人のスター選手も大事だけれど、競技人口の裾野を広げるのも大事。その機会が失われると危惧しています」

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