靴下専門店「靴下屋」「Tabio」などの展開で知られる東証スタンダード上場企業・タビオ株式会社(大阪市)の越智勝寛社長(54)が、“美男美女ライブ配信アプリ”として知られる「17LIVE(イチナナ)」上で、ライバー(配信者)に総額7000万円もの“投げ銭”をしていることが「週刊文春」の取材でわかった。
タビオは1968年に「ダンソックス」の商号で創業し、2000年に上場した靴下製造・販売会社だ。靴下専門店「靴下屋」などを国内外に約270店舗展開し、2023年2月期の連結売上高は152億6400万円(前期比11.6%増)と業績は好調である。創業者の越智直正氏は「靴下の神様」とも呼ばれた名物経営者だったが、2022年1月に不慮の事故で急逝。勝寛氏は直正氏の長男で、同社の2代目社長だ。
「(勝寛氏は)『ウェブで勝たないとリアルで勝てない』とオンライン戦略にも熱心です。実際、SNSや動画の効果でECサイトが伸びました。私生活では、結婚して妻子がいます」(タビオ関係者)
美男美女が集まるライブ配信アプリに“どハマり”
そんな越智社長がハマっているのが、ライブ配信アプリ「17LIVE」。東京など世界6地域に拠点を置き全174地域にサービスを展開、世界で5000万のユーザーを誇る巨大プラットフォームである。
「『17LIVE』の“ライバー”こと配信者は国内で7万人以上います。また、インフルエンサーや美男美女が数多く集まることでも知られています。“リスナー”こと視聴者は課金すれば派手な演出付きの“ギフト”をプレゼントできるのですが、その一部がライバーの収入になる。いわゆる“投げ銭”で儲ける仕組みになっています」(ライバーの一人)