外出時にモバイルバッテリーを持参し忘れるなどの初歩的ミスはもちろん、災害による停電などにより、しばらくの間スマホを充電できる見通しが立たなくなる事態は、いつ不意に起こるかわかりません。スマホはライフラインであると同時に、時計やメモなどのツールとしても不可欠であり、バッテリー切れで使えなくなるのは一大事です。

 こうした場合に有効な、スマホのバッテリーを節約する方法は、ネットでは山のように紹介されていますが、今回は、今まさにバッテリー残量がピンチという時にチェックすべき、5つの項目を紹介します。方法を知らない人だけでなく、この種のTipsが多すぎて優先順位がわからなくなっている人も、あらためてチェックしてみてください。

今回は緊急時にスマホのバッテリー消費を抑える方法を紹介します。なお通常時に有効にするとスマホの利用に影響を及ぼすものばかりですので、緊急時以外は有効にしないことをおすすめします 

ダメなことその1:省電力モードをオンにせずそのまま使う

 iPhoneおよびAndroidには、それぞれスマホの消費電力を抑える機能があります。iPhoneでは「低電力モード」、Androidでは「バッテリーセーバー」と呼ばれるこれらの機能をオンにすると、定期的にネットに接続しているアプリの動作が制限されたり、画面のリフレッシュレートが下げられるなどして、バッテリーの消費を抑えられます。

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 これらは多くの場合、バッテリーが減ってくると自動的にオンになるよう設定されていますが、緊急事態であればそれを待たずに手動でオンにしたほうが、そのぶん早く効果が得られます。バッテリーを長持ちさせる必要が出てきた時は、真っ先に試してみるべき方法と言えるでしょう。

 ちなみにこの機能、Androidはメーカーごとに呼び名が異なっており、「バッテリーセーバー」以外に「最大省電力モード(サムスン)」「長エネスイッチ(シャープ)」「STAMINAモード(ソニー)」といった具合にバラバラで、機能も若干異なります。たいていの場合、設定メニューの「電池」か「バッテリー」に項目がありますので探してみてください。

iPhoneは設定メニューの「バッテリー」の中に項目があり、デフォルトで有効になっています
Androidは設定メニューの「バッテリー」の中に項目があります。端末のメーカーによってデフォルトで有効になっている場合とそうでない場合があります