2018年のアフガニスタンを舞台に、アメリカ軍曹長のジョン・キンリーとアフガン人通訳アーメッドの絆を描いた『コヴェナント/約束の救出』。主演のジェイク・ギレンホールからコメントが到着した。
ガイ・リッチーとの初タッグ
『ブロークバック・マウンテン』『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』など多ジャンルの作品に出演してきたジェイク・ギレンホール。今回ガイ・リッチー監督(『シャーロック・ホームズ』シリーズなど)と初めてタッグを組んだ。
リッチー監督がアフガニスタン問題とアフガン人通訳についてのドキュメンタリーから着想を得て誕生した本作について、ギレンホールは「監督にとって、制作初期の段階で“2人の人間が正しいことをする”というこの映画の核を発見したことが重要だったのではないかと思います」と分析。また、「最初に監督が言ったのは、楽しい雰囲気の中で映画をつくりたいということでした。僕自身も、創造性は緊張や堅苦しさではなく、面白さや楽しみから生まれると思っています」と撮影秘話を明かした。
西部劇を思い出させる関係性
ギレンホールが演じたのが、アメリカ軍曹長のジョン・キンリーだ。キンリー曹長と、その相棒であるアフガン人通訳アーメッドの関係性が本作の魅力だと語る。
「2人の複雑な関係は、とても少ない言葉で成立しています。そこが演者として面白いと思いました」と絶賛。さらに、「言葉以外の交流によって成り立っている物語といえば、西部劇を思い出します。西部劇では同じ空間に座り、時には馬に乗ったりして言葉がなくても分かり合える関係が描かれますよね」と本作を西部劇になぞらえて説明した。
「自分に何ができるかを考えるきっかけになる映画」
社会派ヒューマンドラマの作品だが、彼に言わせるとその枠には留まらない。