「派閥の弊害はあるけれど、宏池会の役割も確かにある」
――岸田首相は「何もしなけりゃ自民党は終わりだ」と語っているようだが。
「僕はこの10年ぐらい宏池会で岸田さんと一緒にやらしてもらったけれど、派閥や宏池会については、非常に強い想いをもっている。2017年に宏池会は60周年という節目があった。その前年の2016年に60周年のための実行委員会が創設され、(現外相の)上川陽子さんが事務局長、私が副事務局長という形で、宏池会とは何ぞや、という議論を岸田さんも交えて1年間やったことがある。派閥の弊害はあるけれど、宏池会の果たしてきた役割も確かにあるんだという想いを、岸田総理は強く持っている。ただ、今回こういう派閥の問題が起きて、“どこの派閥よりも早くピリオドをここで打つ”と決めたことは、大きな判断をしたと思う」
――総裁選でグループは?
「宏池会という形は解散します。ただ、仮にそういう場面になればですが、気持ちは繋がっているので、みんなまた自然に集まってくると思いますよ」
1月24日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および1月25日(木)発売の「週刊文春」では、YouTubeに関する森屋氏の“オフレコ発言”のほか、岸田首相が牛耳ってきた“宏池会マネー”の内実、立件された岸田派の元会計責任者の初告白、首相に対する麻生太郎副総裁や菅義偉前首相の苛立ち、石破茂元幹事長の次期総裁選に関する意気込みなどについても取り上げている。
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