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水商売を始めた次女が「体重も10キロ減った」
「次女が2年前から、今治の隣の西条市で水商売を始めたんだよ。ドレス姿で夜に自宅を出て、家の近くに止まっているマイクロバスに乗り込むのを何度も見た。髪の毛と化粧も以前に増して派手になり、『体重も10キロ減った』と小雪さんは話していた。人形のような風貌だったね。子供の面倒もあってか、その後は次女と母親の間で口論が絶えなくなったようだ。
去年だったかな、次女が朝6時に夫以外の男と楽しそうに朝帰りするのを2度見たこともある。次女には造船所で働く真面目な夫がいたんだけど、そんな生活が引き金になったのか、昨年11月以降は朝7時に毎日出勤する夫の姿をパッタリ見なくなった。娘をすごい可愛がってドライヤーで30分ぐらい髪を乾かすような、良い父親だったんだけどね。それから後になって近所の噂で、『次女が離婚した』と聞いたのさ」
夫がいなくなったという昨年11月は、次女が警察に榊原容疑者と「別れたくても別れられない」と相談していた時期とも重なる。この時期に何らかのトラブルが生じたのだろうか。
この女性は小雪さんの死を最後にこう嘆いた。
「先立たれた夫の両親の介護を亡くなるまで見て、娘も2人育てあげた。苦労したんだよ。いくらピアノの腕があるといったって、そんなには稼げないからね。生活が苦しかったのは、見ればわかったよ。このコートは何年も前のものと同じだな、このスカートも何年も一緒だって、口には出さないけど見ればわかったからね。なんで最期がこんなひどくなるんだと思うよ。神も仏もないんかよ、って感じだね」