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子どもにどんな絵本を選んだら良いの? 「絵本の読み聞かせ」のバイブル『えほんのせかい こどものせかい』が注目を集める理由

子どもにどんな絵本を選んだら良いの? 「絵本の読み聞かせ」のバイブル『えほんのせかい こどものせかい』が注目を集める理由

source : 文春文庫

genre : エンタメ, 読書, 教育, ライフスタイル

note

読者の信頼を得ている「絵本ガイドのバイブル」

 もともと本書の単行本は1987年に刊行され、以来、ずっと版を重ねてきたロングセラーで、絵本の読み聞かせを志す人には「教科書」「バイブル」と言われているほど支持を集め、読者の信頼を得ている本なのだ。

「どのように絵本を読み聞かせしたら良いか?」という疑問には、写真やイラストを交えながら丁寧に解説されているので分かりやすい。また、子ども達に最も喜ばれた、グループの読み聞かせにおすすめしたい34冊の絵本を、写真入りで紹介。

『ぐるんぱのようちえん』西内ミナミ文/堀内誠一絵/福音館書店

「『どろんこハリー』『ちいさいおうち』『かいじゅうたちのいるところ」『ちいさなうさこちゃん』『いたずらきかんしゃちゅうちゅう』……40代の私にとっても、子どもの頃に読んだ絵本ばかりで、つい懐かしくなってしまい、子ども以上にワクワク興奮してしまいます」と、Iさん。

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『てぶくろ』ウクライナ民話/エウゲーニー・M・ラチョフ絵/内田莉莎子訳/福音館書店

 どんな親も、わが子には、人の気持ちを理解できる、思いやりをもった優しい人間に育ってほしい、と願っている。そのためには、想像力を育てる絵本を、幼い時期に読み聞かせしてあげるのが、なによりの方法。その大人たちの背中を後押ししてくれるのが、大勢の子どもたちを観察し、絵本の読み聞かせを長年実践してきた「絵本」のプロ・松岡享子さんによる本書である。

『おおきなかぶ』ロシア民話/A・トルストイ再話/佐藤忠良絵/内田莉莎子訳/福音館書店
えほんのせかい こどものせかい (文春文庫)

えほんのせかい こどものせかい (文春文庫)

享子, 松岡

文藝春秋

2017年10月6日 発売

子どもにどんな絵本を選んだら良いの? 「絵本の読み聞かせ」のバイブル『えほんのせかい こどものせかい』が注目を集める理由

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