「参政党」の代表兼事務局長の神谷宗幣参議院議員(46)の公設秘書だった女性Aさんが昨年12月に急死していたことが「週刊文春」の取材でわかった。自殺と見られている。「Aさんは神谷氏の“パワハラ的言動”に悩んでいた」との証言が複数あり、神谷氏は「週刊文春」の取材に応じ、「本当に、青天の霹靂ですよ」「責任は感じている」などと語った。

参政党のホームページより

 参政党は、近年躍進を続ける新興の政党だ。2022年7月の参院選では「子どもの教育」「食と健康、環境保全」「国のまもり」を重点政策に掲げ、比例選挙区で社民党やNHK党(現・みんなでつくる党)を上回る得票数で神谷氏を国政に送り込んだ。党ホームページによれば、現在は国会議員の神谷氏をはじめとして、5名の県議会議員、13名の東京都区議会議員、93名の市議会議員、17名の町議会議員、4名の村議会議員を擁する。

 亡くなったAさんは2022年7月に神谷氏が参院選で初当選を果たした直後から公設秘書を務めていた。だが、Aさんへの神谷氏の当たりは傍から見ても強かったという。ある参政党関係者が語る。

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神谷氏(参政党ホームページより)

「言葉が出なくなり、手が震えていました」

「参政党は、個人が参加する有料のタウンミーティングが重要な収入源になっています。神谷氏は集客が悪いと、まるで、Aさんひとりが悪いと言わんばかりに徹底的に叱責していたのです。パワハラ的な言動が特に酷かったのは、2022年末から2023年初頭まで。次第にAさんは言葉が出なくなり、手が震えていました」

 そして2023年2月、Aさんは神谷氏の公設秘書の任を解かれ、参政党の一スタッフになっている。