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「よし整理しよう!」と思ったあなた! 今すぐやりましょう! できれば、適正量を知るために、一度クローゼットから服を全部出して、捨て時の服を見極めましょう。

 捨て時第1位は「傷んでいるもの」。有料でお直しやリメイク、クリーニングをしても使いたい、と思うもの以外は「お疲れ様」の気持ちで手放す。しかしその中でも、自分にとてもよく似合っていたと思うアイテムがあれば、それは、代わりになる服を見つけてから処分でもいいと思います。

イラストレーション:坂田優子

 捨て時第2位は「懐かしいもの」。今着ると若作りに見えたり、過去に流行(はや)っていたものがこれにあたります。丈・柄・ウエストの位置・素材感などをチェックしてみてください。服だけを見て判断するのは難しいですが、着てみたらほとんどの方が「あ、これは処分だな」とわかります。面倒でも袖を通してみてください。懐かしいアイテムは、若い方が着るからヴィンテージ感があり素敵なのであって、そのままの世代がそのまま着てしまうと、懐かしくなるだけ。フリマアプリなどで、誰かもっと似合う人に渡しましょう。ただ、今どきのものと組み合わせられれば懐かしくならないので、着こなし方の参考として、雑誌などにも目を通してみてください。裾の処理やバランスなど、着方がバージョンアップされるはずです。

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傷んだものだけよりよいものに買い替える

 捨て時第3位は「今の自分を助けてくれないもの」。若いときはシックな感じで似合っていたアイテムでも、今着るとただ地味に見えてしまうことがあります。メイクやアクセサリーで盛ることができないならば手放す。着ないけれど処分の踏ん切りがつかない場合は、写真などデータで思い出として残しましょう。そして30代以降は見た目の変化も緩やかなので、ご自分の決めた軸に合うものだけに囲まれて生きるのがベストです。

 傷んだものだけよりよいものに買い替える、というようにしていけば、むやみに捨てたり無駄買いをすることもなくなり、環境にもお財布にも優しい、変化に対応できるクローゼットになること間違いなしです。