日本でも活躍した“鉄の爪”の元祖フリッツ・フォン・エリック。その息子たちを含めた伝説的なプロレスラーファミリーが“フォン・エリック一家”だ。彼らを襲った悲劇の実話を映画化した『アイアンクロー』について、現在、兄弟の中で唯一生存する次男ケビン・フォン・エリックやキャストからのコメントが公開された。
ただひとり生存する次男ケビンのこだわり
「映画化にあたりケビンがこだわったのは、兄弟の絆を描くことだった」と明かしたショーン・ダーキン監督。自ら「プロレス狂」であると公言する監督とタッグを組み、ケビン役を演じたのがザック・エフロンだ。
ザックは「ハイスクール・ミュージカル」シリーズや『グレイテスト・ショーマン』(2017)での甘いフェイスではなく、これまでとはひと味違う哀愁を帯びた静かで繊細な演技を見せている。驚異的な肉体改造を行い、「役作りは今までで最も大変だった」と振り返るザックだが、試合シーンはケビン本人も「ザックのロープワークには驚いたよ、プロ以上の技術だ」と絶賛するほど迫真のあるものに。