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 このように、美容師からすれば「目的を持った声掛け」をしているのです。

「ヘアスタイルの写真を撮ってもいいですか?」と聞く理由

 ほとんどの美容師がSNSで発信している現代、美容師がお客様のヘアスタイルの写真を撮る場面にも、“あるある”を感じる方は多いかもしれません。

 美容師がSNSに載せる写真は、日々の営業の宣伝広告として欠かせないツールです。お客様の写真を載せることは、「私はこんなスタイルが得意な美容師です」と名刺代わりのアピールになります。

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 このヘアスタイルの写真を撮る際には、「映える」かどうかが重要です。競争の激しいSNS上では、トレンドフルなヘアスタイルなど「映える派手なスタイル」の方が、反響も得やすいからです。

©AFLO

 対して「オーソドックスなスタイル」は映えにくくなります。そのため、そのようなヘアスタイルのお客様の場合は、写真を撮らないことも多々あります。

 また、いわゆる「美男美女なお客様」にしか依頼していない、とも限りません。載せる写真は正面に限らず「後ろ姿」を撮る事も多いです。

 また、写真のバランスが良ければ、顔だけでなく上半身全体まで写すこともあります。そのため「着ているお洋服との相性が良い」場合にも、お願いする事が多いです。

「普段ワックス使いますか?」の質問の意図

 このポストにもあるように、華やかでお洒落なイメージの強い美容室に、苦手意識を感じる方は少なくないと思います。「お洒落じゃない自分は、場違いなんじゃないか」と怯んでしまう方も多く、居心地の悪さはこういったところにもあるのではないでしょうか。

 美容室には、もちろんスタイリッシュなお客様も多くいらっしゃいます。ですが、「お洒落な人しか来ない」訳ではありません。それどころか一般の方が考えている以上に、「ファッション感度の高い層」の来客は少数です。